山口型放牧研究会


放牧開始までの手順

 電牧線に草がふれると漏電がおこるため、電牧柱を立てるところはあらかじめ草刈りを行う必要があります。(放牧開始後は電牧線の真下の草も牛が食べるため、草刈りの必要はありませんが、風雨によって小枝などがとばされてくることもあるため、漏電の確認は定期的に行う必要があります)
 電牧柱は大変軽いため、一度に何本も持ち運ぶことができます。また、約5メートル間隔で足で踏み込んで立てていきます。(段差がある場合は間隔を狭める必要があります。)
 電牧線はビニール線に導線が編み込まれたもので、400メートルが1巻きになっています。電牧線は、60pと90pの2段張りすることを推奨しています。
 電牧柱、電牧線の設置完了後、日当たりが良く(ソーラー式の電牧器を用いる場合)、放牧実施者が毎日点検に行きやすい場所に電牧器を設置します。またその際、忘れずにアースを打ち込みます。
放牧施設が整った後、家畜運搬車等を用いて牛を搬入します。
 放牧開始前には小型ピロプラズマ病予防のため、牛の背線に沿って殺ダニ剤を滴下します。
 電牧線に電気が流れていることを教えるため、牛の鼻を電気の流れている電牧線に2〜3回あててやります(電牧馴致)。このとき、ロープをしっかりと持ち、絶対に放さないこと。また、牛の興奮が収まってから次の馴致を行うことが放牧馴致のポイントです。

※電牧馴致は必ず放牧馴致が済んでいる牛で行ってください。