山口型放牧研究会


放牧経験牛が誕生するまで

 舎飼いの牛を放牧する際は、環境の変化とともに餌の変化を伴うので、少しずつ放牧に慣らしていく必要があります。個人で放牧馴致を行うのが困難な方のために、畜産試験場では舎飼い牛を預かり、試験的に放牧馴致を行って農家に返すことも実施しています。

畜産試験場で預かった牛は、スタンチョンに入りやすくするため、まず除角を行います。
最初の1週間はパドック内に閉じこめて試験場の先輩放牧牛との群行動へ慣れさせます。
 その後約1ヘクタールの放牧地にて、約1ヵ月間の放牧馴致を行います。
 試験場で放牧馴致を終えた牛たちが耕作放棄地へデビューする瞬間です。
 試験場で預かった当初は草の食べ方もわからず、じっとしていた2頭でしたが、早速草を食べ始めました。
 立派な放牧牛となりました。

 試験場から、この1年半の間に全部で10頭の放牧牛が巣立っていきました。